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総合診療の専攻医に上限設定、「1プログラム2人まで」

レポート 2018年8月17日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構は8月16日、総合診療専門研修プログラムの申請受付を8月17日から開始することを公表した。期限は8月30日まで。「専攻医希望定員数」を原則、1プログラムにつき「2人/年」以内と制限が新たに加わるなど、2017年度の基準とは幾つか異なる点があるので、申請に当たっては注意が必要だ。2人以上の定員数を希望する場合は、希望する理由や根拠を「希望理由書」に記載、提出することを求めている(詳細は、日本専門医機構のホームページ)。 2018年4月から総合診療の研修を開始した専攻医は、184人(2018年3月15日現在)。新専門医制度では、地域および診療科による専攻医偏在を防ぐため、5都府県(東京、神奈川、愛知、大阪、福岡)に、14基本領域(19の基本領域から、外科、産婦人科、病理、臨床検査、総合診療を除く)に、専攻医の募集定員の上限がかかる。 総合診療については、地域を問わず、募集定員の上限が新たに設定された上、加えて5都府県の定員数についても、「地域医療の配慮の観点から調整することがある」とされた。 6月に公表された総合診療専門研修プログラムの整備基準では、「プログラム全体での、専攻...