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全自病、医師の働き方の指針を作成、10月半ば

レポート 2018年9月13日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

全国自治体病院協議会会長の小熊豊氏は9月13日の記者会見で、医師の働き方について会員病院向けの指針作成を進めていることを明らかにした。副会長の望月泉氏を委員長とする医師の働き方委員会を8月24日に設置して内容の検討を始めた。小熊氏は「医師が医療を担う上でどう働いたら良いのか、おおまかな基準を示したい」と述べた。10月半ばごろには会員病院に配布する予定。 小熊豊会長(右) 指針の内容は、前文で「医師としてのあるべき姿」を示した上で、労働と自己研鑽の考え方、労働基準監督署の指導の内容と対応方法、宿日直許可基準などについて検討。さらに、厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」に対して時間外労働の考え方などについての提言をすることも検討している。 望月氏は、労働と自己研鑽の在り方について、「問題は研修医。労働者であると同時に学習者でもある。彼らは今頑張らないと良い医師になれない。一般的な医師の自己研鑽と同時に、若い医師の目安も示す」と説明。宿日直許可基準については、「昭和24年(1949年)の通知は、当時の急性期病院ならばあの基準でいいだろうが、今の病院医療は成り立たない」と指摘した。 ...