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働き方骨子案たたき台「現場の医師の声盛り込むべき」副座長が苦言

レポート 2018年12月20日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」(座長:岩村正彦・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は12月19日の第15回会議で、17日の前回会議で示した骨子案のたたき台について引き続き議論した。事務局資料の「第14回までの議論のまとめ(骨子案たたき台)」について副座長の渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授 が、前回会議で出た若手医師や看護師らの構成員の意見が盛り込まれていないことについて「なぜ反映されていないのか、誰の意見を尊重するのか。現場ではないか」と問題視した。岩村座長はこの日の議論を踏まえ、次回会議で骨子案を示すよう事務局に指示。ただし、時間外労働上限を骨子案に盛り込むのは難しいとして、別に議論のための数字の案を出すよう求めた(資料は、厚労省のホームページ。第14回の会議は『「連続勤務は28時間まで」「勤務は9時間のインターバル」』を参照)。 渋谷副座長(左)と岩村座長 渋谷氏が問題視したのは、次の記述。 タスク・シフティングの推進に向けて、現行資格制度を前提とせずに今後の検討を行っていくべきとの指摘があった一方で、医師の働き方改革のために資格制度を検...