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「新・家庭医療専門医」、総合診療専門医のサブスペ創設へ

レポート 2019年5月19日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本プライマリ・ケア連合学会理事長の草場鉄周氏は、5月18日に京都市で開催された同学会の第10回学術大会の理事長挨拶で、総合診療専門医のサブスペシャルティ専門医として、学会認定の「新・家庭医療専門医」を養成する方針を表明した。2020年度からの開始を予定。前日5月17日の理事会で了承した。 (提供:日本プライマリ・ケア連合学会) 草場氏は、「プライマリ・ケアの発展に貢献する質の高い人材養成を目的とし、総合診療専門医取得後の将来性のあるキャリアを支援する新たな枠組みを提唱したい」と意気込みを見せた。世界家庭医機構(WONCA)などが設定する国際認証を受けることを目指す。 詳細は今後検討し、7月の理事会で決定。9、10月に新プログラムを募集、11、12月に審査を行い、2020年度から養成開始というスケジュールを見込む。 日本専門医機構の総合診療専門医の養成開始後も、日本プライマリ・ケア連合学会は、「家庭医療専門医」(Ver.2)の運営を続けている。「新・家庭医療専門医」は、「家庭医療専門医」(Ver.2)をバージョンアップさせたVer.3と言える位置付け。「新・家庭医療専門医」の基準を満た...