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時間外「960時間超」6.8%、「1860時間超」0.1%、全自病調査

レポート 2019年5月23日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

全国自治体病院協議会は5月23日の記者会見で、会員病院を対象に実施した「医師の働き方改革に関するアンケート調査結果」を公表、時間外労働が「年960時間超」の医師は、2018年は6.8%で、2017年の7.7%から0.9ポイント減少していることが明らかになった。「年1860時間超」は、2017年0.2%から、2018年は0.1%に減った。 2018年の結果を見ると、初期・後期研修医は9.5%、非管理職医師7.8%、管理職医師2.2%と職位による差があった。診療科別では、救急科が9.9%で最も多く、次いで外科系8.0%。一方、最少は精神科1.2%であり、診療科による開きも大きい。 (提供:全自病) 調査では、厚生労働省が2018年2月に打ち出した「医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取組」の進捗状況も尋ねた。2024年度から医師に適用される時間外労働の上限規制で、努力義務あるいは義務となる「連続勤務時間制限(28時間以内)」や「勤務間インターバル(9時間)」は、「実施済」が1割程度、「検討中」が約5割で、「対応不可」が「連続勤務時間制限」25.6%、「勤務間インターバル」31.9%を占めた。...