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「地域医療を担う医師の確保を目指す知事の会」、岩手、新潟など6県で発足

レポート 2020年2月1日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

青森、岩手、福島、新潟、長野、静岡の6県知事が発起人となり、「地域医療を担う医師の確保を目指す知事の会」が1月31日に発足、医師不足と地域偏在の解決に向けた設立記念シンポジウムと記者会見を都内で開催した。6月には各県の医師確保計画を踏まえ、共同で政府に対して予算要望する方針。 岩手県知事の達増拓也氏は記者会見で、発起人を代表して、「国の医療政策は、三位一体改革と言われているが、地域医療構想・働き方改革の推進のためには、医師の確保が大前提。医師不足を解消しないまま働き方改革を続けると、地域医療は崩壊する」と知事の会設立の背景を説明。医師不足県が連携して、全国の医療関係者や行政関係者への理解促進、国民の機運醸成、国への政策提言という3つの柱で活動する方針を表明した。 岩手県知事の達増拓也氏 医師確保計画は、2019年度中に各都道府県で策定を終える。6月上旬に開催予定の全国知事会の辺りで6県の知事が集まり、各計画の内容を踏まえ、提言、決議を行い、共同で政府へ予算要望するほか、8月には全国病院事業管理者・事務責任者会議でも提言内容を説明するなどの活動を予定している。 新潟県知事の花角英世氏は記...