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外来、入院とも「6種類以上の内服薬」解消策を強化

レポート 2020年2月7日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

2020年度診療報酬改定では、過去数次の改定と同様に、医薬品の適正使用がテーマとなり、医療機関と薬局の双方にポリファーマシー解消などに向けた評価を行う(資料は、厚生労働省のホームページ)。 医療機関に関しては、入院時のポリファーマシー解消に向け、「薬剤総合評価調整加算」を見直す。現行では入院前に6種類以上の内服薬が処方されていた場合に、退院時に2種類以上減少した場合に250点(退院時1回)算定可能。これを(1)当該処方を総合的に評価し、その内容が変更され、療養上必要な指導等を行った場合に100点(退院時1回)、(2)その上で、退院時に2種類以上減少した場合に150点(退院時1回)――という段階的な評価に変更する。 さらに入院前の処方薬の変更、中止等の見直しをした場合、退院時にそれらの情報を薬局に文書で提供した場合の「退院時薬剤情報連携加算」(60点)も新設された。 一方、薬局側で新設されたのが「服用薬剤調整支援料2」で100点(3カ月に1回算定可)。患者が6種類以上の内服薬が処方されていた場合に、患者・家族等からの求めに応じて、処方医に重複投薬の解消に関して提案した場合に算定できる(同...