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「学校休みで医療法、施設基準守れなくなる」日病協

レポート 2020年2月28日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

日本病院団体協議会議長の長瀬輝諠氏(日本精神科病院協会副会長)は2月28日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症対策として政府が全国の小学校、中学校、高校などに3月2日から春休みまで臨時休校とするよう要請したことについて「看護師が子どもの世話などのために休まなければいけなくなり、たちまち(診療報酬の)施設基準や医療法(の人員配置基準)も守れなくなる。大変なことだ」と述べた。同日の代表者会議でその旨の意見が一致し、厚生労働省には何らかの対応を求めたいとの考えを示した(『全国の小・中・高・特別支援学校に3月休校要請』を参照)。 長瀬氏 代表者会議では、2020年度の副議長は日本リハビリテーション病院・施設協会会長の斉藤正身氏が務めることが決まった。次期議長は現副議長で日本病院会会長の相澤孝夫氏が務めることが決まっている。 休校に関し相澤氏は、これまでにも病院を感染者が受診した場合には濃厚接触者となった職員や、また感染が確認されていなくても発熱が続いているなどの職員を自宅待機としており人繰りに苦労していると説明。さらに学校が休みになると、15~20%程度の職員が出勤できなくなると推定して...