1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 2020年の医療環境「悪化」60.6%、前年比倍増◆Vol.3

2020年の医療環境「悪化」60.6%、前年比倍増◆Vol.3

医師調査 2020年12月28日 (月)  小川洋輔(m3.com編集部)

Q:医療政策、メディアでの報道、世間一般の医療に対する見方などを総合的に見た医療界を取り巻く環境は、今年(2020年)と昨年(2019年)を比較してどうでしたか。 「悪くなった」「とても悪くなった」の合計は、開業医で65.6%、勤務医で59.5%、全体で60.6%に上り、前年の約2倍に急増した。開業医、勤務医ともに、同趣旨の質問を同じ選択肢で尋ね始めた2012年以来、最多となった。逆に2012年以来、常に半数を超えていた「変わらない」は前年から半減した。「とても悪くなった」という回答は、開業医、勤務医とも10%を超えたことがなかったが、2020年は開業医で27.1%、勤務医で17.1%に達した。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、感染への懸念が高まっただけではなく、一部で差別や風評被害も生じ、医療を取り巻く環境の悪化を強く感じる医師が多かったようだ。 Q:仕事のやりがい、勤務時間や給与などの勤務条件、医師・患者関係、職場の人間関係など総合的に見た先生の仕事環境は、今年(2020年)と昨年(2019年)を比較してどうでしたか。 医療界全体だけではなく、医師個人の仕事環...