2021年、新型コロナ「収束」予測は2割にとどまる◆Vol.7

Q 2021年、新型コロナウイルス感染症は日本国内、世界でそれぞれ収束に向かうと思いますか？(n=3025) 2021年も医療界を左右するとみられる新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染動向の予測を尋ねたところ、国内、世界ともに、「2020年と同じ程度の流行の波が続く」との回答が4割近くを占め、最多だった。 「収束に向かう」は国内で22.4％、世界で21.1％にとどまった。一般社会や株式市場にはワクチンの普及に期待を寄せる向きもあるが、医師の中では厳しい見立てが大半だった。 Q 2021年の医療界は、2020年と比べて良くなると思いますか？ COVID-19に対する厳しい見方を反映し、医療界の見通しも「悪くなる」「とても悪くなる」が計42.8％と、前年（37.6％）から約5ポイント増えた。 勤務医の見通しは働き方改革が徐々に進んできたことなどによって、近年改善傾向にあったが、今回は開業医とあまり変わらない水準まで悪化した。 ただ、2020年が悪すぎた反動なのか、「良くなる」「とても良くなる」も、医師全体で計22.3％と、前年（14.1％）から約8ポイントも増えた。 ifra...