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アストラゼネカの新型コロナワクチン、国内2例目の承認申請

レポート 2021年2月5日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

アストラゼネカは2月5日、新型コロナウイルスのワクチンの製造販売承認を厚生労働省に申請した。国内での承認申請はファイザーに続いて2例目。 申請に用いたのは海外の治験データで、同日夕刻に会見した田村憲久厚労相は「3月中にも、国内データが追加提出されると聞いている。安全性、有効性を審査して、承認を検討したい」と説明。2020年12月18日に申請したファイザーのワクチンと同じく、特例承認の枠組みで最優先でPMDA(医薬品医療機器総合機構)で審査を進める方針。 政府は2020年12月10日にアストラゼネカと契約し、ワクチン開発に成功した場合、1.2億回分、うち3000回分は2021年3月までに供給を受けることになっている。 ヨーロッパでは、アストラゼネカのワクチンについて、65歳以上の高齢者には使用しないよう勧告する動きが相次いでいる。この点について、田村厚労相は「治験のデータをPMDAでしっかり審査をして、どのような対応をするかを判断する」と説明。日本では2020年8月下旬から第I、II相試験を開始している。承認時期の見通しについては、「先行して、海外のデータを審査している。それに国内のデー...