なぜ医師を目指し、学士編入を選んだか◆Vol.2

【2021年度学士編入学生座談会】参加者（五十音順） ・土橋 航さん：早稲田大学政治経済学部経済学科卒業 ・名倉 慎吾さん：東京大学薬学部卒業 ・細井 遊布さん：青山学院大学国際政治経済学部卒業 ・村山 真一さん：学習院大学理学部卒業 　4人の詳細なプロフィールは、Vol.1を参照。座談会は2021年2月28日にオンラインで実施、司会は橋本佳子（m3.com編集長）。 司会：村山さんは、お子さんの誕生で価値観が大きく変化したとのことですが、医師を目指された経緯も含め、もう少し詳しくお聞きできますか。 村山：子どもが生まれる前は、人生のプライオリティーを仕事に置いていたのですが、「人生、仕事だけじゃない」と思うようになったのです。 　一方、子どもに対して、「自分が頑張る姿、納得する道を歩んでいる姿を見せたい」という気持ちも強くなってきました。ビジネスマンという立場で割と楽しく仕事をしていたものの、実は中学校3年生の時に入院を経験して、医師という職業に憧れを持ったのですが、自分の中では「ちょっとハードルも高いし、難しいだろうな」と思ってずっと生きてきたのです。し...