感染者・重症者の抑え込みに成功、秘訣は?- COVID-19座談会(福井編)◆Vol.5
スペシャル企画
2021年4月30日 (金)
司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
【COVID-19対応の現在・過去・未来(福井編)】
【出席者】(Vol.1の発言順)
池端幸彦氏(福井県医師会長)
岩崎博道氏(福井大学医学部附属病院感染制御部・感染症膠原病内科教授)
東裕之氏(福井県立病院救命救急センター医師、福井県災害医療コーディネーター)
池上栄志氏(福井県健康福祉部副部長〔地域医療〕)
――2020年末からの第3波についてお伺いします。インフルエンザとの同時流行も懸念された中、2020年10月、11月頃はどんな準備をされていたのでしょうか。
池端:第2波と第3波の間、感染者がゼロの日もあったりしたのですが、その間も関係者のワーキング会議を週に1回か、2週間に1回、やり続けて、情報交換していました。もうネタがないかと思っていたのですが、その時々に何らかの課題があり、この会議で議論して落としどころが決まっていったという感じです。
東:国からの情報って、県に下り、さらに市町村や現場の医療機関まで下りてくるまでには結構、時間がかかったりしますが、できるだけリアルタイムに情報提供するよう努めていました。会議では医療機関側の情報も得ることがで...
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