内科専攻医、2次医療圏の充足率90％強 - 横山彰仁・内科学会専門医制度審議会会長に聞く◆Vol.2

――次に医師の地域偏在の問題ですが、新専門医制度の開始にあたって、この点が非常に懸念されました。 　J-OSLER を使えば地域医療への影響を検証することも可能です。これは2次医療圏で、実際にどこで専攻医が研修しているかをプロットした地図です。2018年4月時点での充足率はJ－OSLERの登録が完全でなかったこともあり、55.82％で専攻医がいない2次医療圏も結構ありますが、2019年、2020年と増え、2021年2月時点では335の2次医療圏中、専攻医がいるのは90.15％にあたる302に上ります。なお3年間の累計では92.24％、309の2次医療圏を網羅しました。...