医師の5.5%、オリパラ「無償でも従事したい」
レポート
2021年5月17日 (月)
小川洋輔(m3.com編集部)
東京五輪・パラリンピックに向けて医療従事者の確保が課題となる中、診療科や勤務地を問わずm3.com会員にメディカルスタッフへの関心の有無を尋ねたところ、「無償でも従事したい」と答えたのは医師全体の5.5%にとどまった。「有償なら従事したい」は12.6%だった。都内の医師の92.0%は、現在の感染状況で五輪・パラリンピックに医療従事者が割かれると医療提供体制が維持できないと回答し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応や通常医療へのしわ寄せに懸念を示した。自由意見では「ワクチン接種に注力したい」「五輪している場合じゃない」など開催自体に否定的な声が目立った。Q メディカルスタッフとして、東京五輪・パラリンピックに従事したいですか。
「無償でも従事したい」は、いずれの職種でも1割未満だった。
新型コロナと関係なく、「従事したくない」との回答が開業医の80.1%、勤務医の70.6%を占めた。
主な競技会場がある東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県に勤務する医師に限っても、「従事したくない」が多数を占めた。
都内の医師に限ると、五輪・パラリンピックに...
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