「やるなら無観客で、PVもせず家で観戦」都医会長
レポート
2021年6月9日 (水)
水谷悠(m3.com編集部)
東京都医師会会長の尾崎治夫氏は6月8日の記者会見で、東京五輪・パラリンピックについて「前から言っているようにステージII、感染者が(都内で1日)100人くらいに収まっていないとなかなか難しいのではないか。感染状況にもよるが、中止という選択肢もあり得るのかなと思っている。やるとすれば無観客で、PV(パブリック・ビューイング)など人が集まることは全部止めて、各自が家で家族とのみテレビで観戦して応援する」との見解を改めて示した。
尾崎治夫会長
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長らが準備している提言については、「感染症の専門家の集まりである分科会の考え方としては、極めて当然だ。もう少し早めに出してもらえればありがたかったが、ぜひ出してもらい、単なる一つの研究と捉えるのでなく、政府と一緒に歩んできた分科会の提言として受け止めて対応してほしい」と述べた。
記者会見には東京都歯科医師会会長代行の井上恵司氏、東京都薬剤師会会長の永田泰造氏、東京都看護協会会長の山元恵子氏も同席し、4団体で「東京ワクチンチーム」(仮称)を立ち上げることを発表した。当面は中小企業や...
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