1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「尾身氏提言、組織委と共通の認識」橋本聖子会長

「尾身氏提言、組織委と共通の認識」橋本聖子会長

レポート 2021年6月18日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

 東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の橋本聖子氏は6月18日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長などを務める尾身茂・地域医療機能推進機構(JCHO)理事長ら感染症の専門家有志26人からの提言を受けて記者会見し、「観客を収容する場合には考慮するべき点についても示していただき、組織委が熟慮を重ねてきた内容ともかみ合っていた。共通の認識に立った提言をいただいた。IOC(国際オリンピック委員会)、IPC(国際パラリンピック委員会)にも共有する」と述べた。 橋本聖子氏  6月21日にはIOC会長のトーマス・バッハ氏、IPC会長のアンドリュー・パーソンズ氏、橋本氏、五輪・パラリンピック担当大臣の丸川珠代氏、東京都知事の小池百合子氏から成る「五者協議」を開いて観客の有無や観客を入れる場合の上限について最終的に決め、夜に橋本氏と組織委事務総長の武藤敏郎氏が記者会見する予定。  18日の午前中に尾身氏が都内の組織委員会を訪れて橋本氏に提言を提出した際の会話について、橋本氏は「印象に残っているのは、開催する意義は非常に大きなものだと認識していただいていた。国際的な約束である...