重点外来には「かかりつけ医機能」の明確化もセットで、医療計画検討会
レポート
2021年6月21日 (月)
高橋直純(m3.com編集部)
厚生労働省は6月18日、「第1回第8次医療計画等に関する検討会」(座長:遠藤久夫・学習院大学経済学部教授)で、「外来機能報告等に関するワーキンググループ」を設置し、2022年度開始予定の外来機能報告制度で新たに導入する「医療資源を重点的に活用する外来(仮称、以下「重点外来」)」の詳細を検討していく方針を示した。構成員からは、重点外来とセットで、かかりつけ医機能を明確化すべきだという意見が寄せられた。 第8次医療計画は2024年度からスタートする。各都道府県が計画策定を開始する2023年度までに、同検討会では6事業目として位置づけられることになった「新興感染症」や、これまで医師需給分科会で検討していた「医師確保計画」、新たに導入する「外来機能報告」などについて検討を進めていく。第1回のこの日は、構成員からは検討の方向性について全般的な意見が寄せられた。
厚労省資料より
「重点外来」では、対象を明確にするために2022年度中に「外来機能報告」(仮称)を開始する。ワーキンググループを作って、2021年度中に急ピッチで制度設計を進めていく。構成員からは外来の全体像を把握する...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。