ワクチン接種への加算措置、11月末まで延長【事務連絡】
レポート
2021年6月22日 (火)
小川洋輔(m3.com編集部)
厚生労働省は6月18日付の事務連絡で、新型コロナウイルスのワクチン接種回数を増やした場合に2070円の単価を最高で5070円まで引き上げるなどとする加算措置の期限を、従来の7月末から11月末まで延長すると通知した。政府は11月末までに年代を問わず希望者全員に接種を完了することを目標に掲げており、診療所などでの接種を後押しする。
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ワクチン接種の単価は当初2070円を基本とし、時間外は730円、休日は2130円をそれぞれ上乗せしていた。
ただ、接種率が伸び悩んでいたため、政府は7月末までの希望する高齢者への接種完了を目指して5月25日に新たな支援策を発表。
診療所に対しては、(1)週100回以上の接種を5月10日から7月末までに4週間以上行う場合は2000円、(2)週150回以上の接種を4週間以上行う場合は3000円――を単価に上乗せ。4週間以上という条件を満たせない場合でも、診療所や病院で1日50回以上接種する日を設ければ、1日10万円(定額)を交付することとした。
病院に対しては、5月10日から7月末までに4週間以上、通常診療とは別の...
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