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新潟県柏崎市、初期研修中にハーバード大MPH等留学コースを開設

レポート 2021年6月24日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

 新潟県柏崎市は6月24日、柏崎総合医療センター(厚生連)で2022年度から臨床研修を行う初期研修医を対象に「オンライン海外留学支援制度」を開始すると発表した。初期研修をしながら米ハーバード大学公衆衛生大学院(MPH)などの海外大学院のオンラインコースで修士号を取るために最大1000万円程度の学費や旅費実費を貸与するなどの支援をするもので、初期研修後に3年程度の期間で72回程度の日当直勤務をすれば返還も免除される。 桜井・柏崎市長、相田・柏崎総合医療センター院長、松本・新潟県福祉保健部長(左から)=厚労省会見室  対象は柏崎総合医療センターで初期研修を行いながら、海外大学院のオンラインコースでMPHやMBA、医学教育などの修士号取得を目指す研修医。最も学費が高い大学院の一つであるハーバード大学のオンラインMPHコースの学費が賄える2年間1000万円の研修費および旅費実費50万円が貸与される。同制度の技術的支援をする新潟県保健福祉部長の松本晴樹氏は、ハーバード大学だけでなくロンドン大学、ボストン大学などの大学院も同制度にフィットしていると説明する。  返還免除要件として...