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行政の場で医師だからこそできる仕事-新潟県福祉保健部長・松本晴樹氏◆Vol.1

スペシャル企画 2021年7月4日 (日)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

 メディアでも活躍する15年目の外科医、中山祐次郎氏(福島県郡山市の総合南東北病院外科)が医療界内外の「憧れの人」に会いに行く対談企画「一介の外科医、憧れの人に会いに行く」。第28弾は厚生労働省の医系技官で、現在は新潟県福祉保健部長の松本晴樹氏にご登場いただきました。新型コロナウイルス感染症対策や地域医療構想、研修医育成などについてお聞きしました。(2021年6月1日に対談。全4回の連載)。  中山:今日は新型コロナウイルス感染症対応でお忙しいところに、ご登場いただきありがとうございます。本当はもっと以前にお願いしていたのですが、新型コロナ第4波の影響で僕の働く地域でも異常に忙しくなってしまい、長らく延期をさせていただきました。 松本:お声がけいただきありがとうございます。福島も大変そうだなと見ていました。 中山:なんとか落ち着いてきましたが、クラスターが発生するとドミノ倒しのように周辺に波及しますね。コロナ対応についても改めてお話しさせてください。  最初に松本先生は昨年春から新潟県の福祉保健部長に着任されましたが、これまでのご経歴をお聞かせいただけますでしょうか。なぜ医師、...