小池都知事「都内感染の質は変化」ワクチン効果強調
レポート
2021年7月2日 (金)
小川洋輔(m3.com編集部)
東京都の小池百合子都知事は7月2日、退院後初めての記者会見に臨み、「都にとって今ほど重要な時期はないと考えている。職員と総力を挙げ、山積する課題に全力で取り組む。どこかでバタッと倒れているかもしれないが、それも本望だと思ってやり抜きたい」と新型コロナウイルス感染症対策などに注力する姿勢を示した。自身の感染は否定した。都内では新規感染者数が増加傾向だが、ワクチン接種によって高齢者の感染者数が抑えられているとして、「都内の感染状況の質は変化しているのではないか」と述べた。東京五輪については「感染状況を注視しながら、無観客も軸として考える必要がある」と言及した。 小池知事は冒頭、「このコロナ対策の中、2020東京大会が間近に迫る中、体調を崩し、多くの方々に心配や迷惑をかけたことをお詫び申し上げたい。入院先で、医師、看護師、スタッフによくしていただいた。心から感謝している」と述べた。 自身の体調については「『コロナか』との質問もいただいていたが、陰性だった。過度の疲労ということで、医師の判断で入院となった」と説明した。 都内では感染者数が増加する一方で、高齢者の割合が減っているとして、「都内...
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