五輪反対は「感染拡大懸念」、賛成は「選手のため」◆Vol.2
医師調査
2021年7月6日 (火)
水谷悠(m3.com編集部)
m3.com約5000人の医師を対象に実施した『開幕直前:東京五輪・パラリンピックの是非』調査のVol.1 では、東京五輪・パラリンピックの開催について、「中止するべき」との回答は全体で50.4%と半数に上ったことを紹介した(『感染症関係医師で高く、「五輪、中止するべき」』を参照)。 その理由を複数回答で尋ねたところ、最も多かった理由が「海外からの人の流入による感染拡大を懸念するため」。以下、「ワクチン接種が進んでいないため」のほか、開催を機に感染拡大を懸念する意見などが多かった。Q:中止や再延期するべきと考える理由(前回の記事の設問で中止と再延期を選んだ計3582人が対象。複数選択)
一方、「予定通り開催するべき」との理由の最多は、「選手のため」。自由意見では「自宅でテレビ観戦することで外出が減る」などの意見も上がった。
Q:予定通り開催するべきと考える理由(前回の記事の設問で予定通りの開催を選んだ1522人が対象。複数選択)
「その他」の主な記述は次の通り。
【中止・再延期】
感染対策など今までの取り組みを見ていると、先の見通しの甘さが露...
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