2024年に向けて医師の養成、キャリアパスも変貌 - 相澤孝夫・日病会長に聞く◆Vol.3

――医療提供体制が変わってくれば、医師の養成の在り方や、個々の医師のキャリアパスも変わってくる。 　各地域に必要なベッド数や機能が決まれば、そこに必要な医療者の数はおのずから決まってきます。その結果、どのくらい医療者を育成しなければいけないか、医学部をどうするかについても考えなければいけません。 　人口50万、60万規模の県がある一方、東京の人口は例えば世田谷区だけで94万人です。人口50万、60万規模では経験できる症例数が少なく、医師の養成が難しいのは当たり前です。医学部の設置や定員にも「人口規模」という考え方が必要です。...