自治体病院6割が黒字、コロナ補助金で改善、2020年度決算見込み
レポート
2021年7月15日 (木)
橋本佳子(m3.com編集長)
全国自治体病院協議会会長の小熊豊氏は7月15日の記者会見で、調査した421の自治体病院の2020年度決算は、60.3%が経常収支黒字で、2019年度よりも22.9ポイントも増える見込みであると公表した。
特に経営が改善したのは、都道府県の指定を受け、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者専用の病床を持つ重点医療機関では、2019年度よりも36.1ポイント増の76.4%が黒字。患者数の減少が影響し医業収支比率は悪化したものの、COVID-19関連補助金がプラスに働き、黒字病院が増加した。...
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