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アストラゼネカ製のCOVID-19用ワクチンの添付文書改訂へ

レポート 2021年7月22日 (木)  大西裕康(m3.com編集部)

 厚生労働省は、アストラゼネカ(AZ)製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用ワクチン「バキスゼブリア筋注」(一般名:コロナウイルス[SARS-CoV-2)ワクチン[遺伝子組換えサルアデノウイルスベクター])の添付文書を改訂する。接種不適当者に「毛細血管漏出症候群(CLS)の既往歴のある者」を加えるほか、「重要な基本的注意」の項には、▽血小板減少症、▽CLS、▽ギラン・バレー症候群――に関する注意喚起も記す。「副反応」には血小板減少も加える。ワクチン接種後副反応の情報などに基づき予防接種体制の安全性などについて評価している、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会と薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会の合同会議(座長:岡明・埼玉県立小児医療センター病院長)が7月21日に了承した(資料は厚生労働省ホームページ)。学会は難病「ITP」患者の接種でmRNA型も含んで注意喚起 AZ製のワクチンは国内で使用歴がないため、海外での状況を参考に、厚生労働省が案を作成。同日の合同会議に血液内科の専門家として出席した、東京医科大学医師会会長の大屋敷一馬氏...