国内1例目を経験、危機感と情報共有し新型コロナ対応 - 安東範明・奈良県医師会会長に聞く◆Vol.1

　都道府県医師会長の任期は2年。今年は47都道府県中、14の都道府県で任期切れに伴う選挙が行われた。10都府県では再選、多選を果たし、長年会長職を務める一方、新たに北海道、長野、奈良、和歌山の各道府県ではいずれも無選挙で新たに会長に就任した。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミックで医療への関心が高まる中、医師会が担うべき役割も増している。 　各会長へのインタビューシリーズ。初回は奈良県医師会長の安東範明氏。副会長時代からCOVID-19対応に当たってきた安東会長に、この1年半を振り返っていただくとともに、会長就任の抱負をお聞きした。政策通として知られる安東会長へのインタビューは、今後の医療課題から医師会のあり方まで多岐にわたった（2021年7月20日にインタビュー。全4回の連載）。...