「平時、有事の切り替え」と「役割分担」が必要 - 安東範明・奈良県医師会会長に聞く◆Vol.2
インタビュー
2021年8月3日 (火)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
――新型コロナ対応にあたっては、本当に現場で困ったことを、一つ一つ提案、解決していった。
第1波が落ち着いた5月末には、県独自の「発熱外来認定制度」や、秋冬のツインデミックに備えるための検討を開始しています。国は9月に「診療・検査医療機関」の指定要件を提示しましたが、それよりはるか前のことです。
同制度を我々が提案したのは、「インフルと同時流行したら、たくさんの発熱患者さんが来るだろう。いちいちドライブスルー外来や帰国者・接触者外来に送っていたら、対応しきれるわけはない」と考えたからです。「患者さんにとって身近な医療機関で、新型コロナを診ましょう」という決意の表れでもあります。...
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