医療ウェブ広告の事例解説書を公表、厚労省
レポート
2021年7月27日 (火)
水谷悠(m3.com編集部)
厚生労働省は7月26日、「医療広告規制におけるウェブサイトの事例解説書」を公表、医療機関への周知を求める事務連絡を都道府県・保健所設置市・特別区に出した。医療法や医療広告ガイドラインなどに基づき、これまでのネットパトロールなどで集積した虚偽広告や誇大広告などの不適切な事例を示し、違反の可能性がある広告を見つけたときの通報先も掲載している。
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解説書は「広告が禁止される事例」、「広告可能事項の記載が不適切な事例」、「限定解除要件の記載が不適切な事例」、「広告するにあたって注意が必要な事例」の4項目から成る。
「広告が禁止される事例」では「どんなに難しい手術でも必ず成功させます!」などの虚偽広告や「医療脱毛患者満足度99.9%」のような内容を、根拠を示さずに出すものなどを細かく例示し、改善例を並べて示しているものもある。
医療広告規制におけるウェブサイトの事例解説書より抜粋
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