都知事「この夏を最後のステイホームに」
レポート
2021年7月29日 (木)
小川洋輔(m3.com編集部)
東京都の新型コロナウイルス感染症モニタリング会議が7月29日開かれ、1日当たりの新規感染者数の7日間平均が直近(7月22~28日)で1936.4人に達し、過去最多を更新したことが報告された。総括コメントでは「これまでに経験したことのない爆発的な感染拡大に向かっている」と強い懸念を示している。小池百合子知事は「医療従事者の尽力に報いるためにも危機感を共有したい。ワクチン接種が道半ばの素手の状況で闘うにはデルタ株は手強い。ワクチンが広く行き渡るまでが勝負だ。この夏を最後のステイホームにしよう」と訴えた。 直近の1日当たりの新規感染者数の7日間平均は、前週(1170.0人)の152.7%と大幅に増え、第3波のピークだった2021年1月の1815.9人も上回った。20~30歳代で半数以上を占めており、ワクチン接種が進んでいない若年・中年層の感染が深刻化している。PCR検査の陽性率も16.9%と前週(10.2%)から跳ね上がった。入院者数も7月28日時点で2995人と増加傾向が続いており、第3波のピーク時(3427人)に近づいている。
(都モニタリング会議資料)
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