病床逼迫で60代以上の致死率上昇、西浦京大教授
レポート 2021年8月11日 (水) 橋本佳子（m3.com編集長）
京都大学大学院教授の西浦博氏らは、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の入院ベッドと全療養者数との関係について分析、80歳以上ではその時点で確保している入院ベッドに対する全療養患者数の比が「1」増える度に、致死率は平均2.53％上昇するとの分析結果を公表した。60代、70代でも同様の変化が見られ致死率が上昇する。病床が逼迫するほど、入院治療を必要とする場合でも適切な治療を受けられなくなり、重症化リスク、ひいては致死率が高まることを示唆する結果だ。...