情報戦の時代に、まだ人海戦術で闘うのか？- 森田朗・次世代基盤政策研究所代表理事に聞く◆Vol.4

――データヘルス改革の工程表は2025年度までです。スケジュール通りに進むとお考えですか。 　ハードルは高いと思います。システムの中には、開発が遅れているものもあるようです。ここはパッチワーク的に開発を進めるのではなく、将来を見据えてお金をかけても将来的により発展性のあるものを構築する発想が必要でしょう。 　デジタル先進国でも、最初からうまく行っているわけではないのです。 　ただ日本と違うのは、「このシステムの予算はいくらです。しかし、導入してうまく行った結果、これだけのメリットがあります」といったシミュレーションを行い、結果を公表している点です。...