西浦京大教授「9月からが本当の勝負」、政治に届かない悔しさも

　完全WEB開催の「第62回全日本病院学会in 岡山」の8月22日のシンポジウム「新型コロナ感染症との壮絶な闘いの検証と今後に向けての展開」で、司会を務めた全日病常任理事の猪口正孝氏は、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）対応にあたっては、「ワンストップソリューション」対応ができる危機管理体制を構築する必要性を指摘するとともに、「我々医療界が乗り切るためには、まずは感染を抑える。管理者たちが何らかの決断をしてしっかりとしたことをやる。その間に、ワクチンで追い込むという作戦しかないと思う。今日の西浦先生の言葉を強く受け止めて、我々医療界も、行政のリスク管理者たちに話をしていく必要があるのではないか」と述べ、医療の現場から行政にさまざまな働きかけをしていく必要性を訴えた。...