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アストラ製の新型コロナワクチンでコホート調査開始

レポート 2021年8月26日 (木)  大西裕康(m3.com編集部)

 アストラゼネカ(AZ)製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用ワクチン「バキスゼブリア筋注」に関するコホート調査が始まった。8月25日、同調査の研究代表者を務める順天堂大学医学部臨床研究・治験センター臨床薬理学客員教授の伊藤澄信氏が、厚生科学審議会と薬事・食品衛生審議会の合同会議で、調査開始を報告した。参加するのは順天堂大学附属順天堂医院、同浦安病院、同練馬病院、地域医療推進機構(JCHO)の蒲田医療センター、同桜ケ丘病院、同熊本総合病院、国立病院機構(NHO)三重中央医療センター、同神戸医療センター――の8医療機関。対象者は20歳以上。8月21日にまず35人へ接種した。 調査対象者の年齢について伊藤氏は、「予防接種法に基づく使用は原則40歳以上だが、調査が目的なので、被接種者によく説明した上で、20歳以上の方に参加いただいている」と説明。対象者の募集状況については、「大変に厳しい」との認識。「9月に入ると、希望者に接種をするということでホームページを通じて募集しているが、どんな形で研究に参加いただける方がいらっしゃるかはこれから(分かってくる)のかなと思っている」と述べる...