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在宅コロナ患者を往診で1200万円の不足、悠翔会がクラファン

レポート 2021年9月3日 (金)  佐藤夕(m3.com編集部)

首都圏で在宅医療専門クリニックを展開する医療法人社団悠翔会は9月3日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の自宅療養者への往診のための人員手当や医療物品確保のため、クラウドファンディングで寄付を募ると発表した。悠翔会では現在、多い日で1日約40件の往診依頼があるが、診療報酬や都の補助金だけでは、10月末までに1200万円の費用の不足が見込まれるという。同日に開催されたオンライン記者会見で、理事長の佐々木淳氏は「助けを求める全ての人に確実に医療を提供しなければならない。(体制を)持続可能なものにするために協力してほしい」と訴えた。  通常の訪問診療とは別チームで対応、組織外の医師協力も 悠翔会は首都圏と沖縄に計18の拠点を持ち、約6000人の慢性疾患などの在宅患者を24時間対応で訪問診療している。8月11日に東京都医師会からの要請を受け、都内の陽性者の往診と遠隔診療を開始した。現在は千葉、神奈川でも往診をしており、近く埼玉でも開始する。 ...