1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 民間と県立病院が再編統合、736床の県立病院が誕生-木下芳一・はりま姫路総合医療センター整備推進機構理事長に聞く◆Vol.1

民間と県立病院が再編統合、736床の県立病院が誕生-木下芳一・はりま姫路総合医療センター整備推進機構理事長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2021年9月20日 (月)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

 兵庫県姫路市にある兵庫県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院が統合再編し、2022年5月に「兵庫県立はりま姫路総合医療センター(仮称)」が開院する。県立病院と民間病院が統合することで、兵庫県の西半分で最大規模の病床数を持ち、救急医療や人材育成の拠点となることが期待されている。「地域医療連携推進法人はりま姫路総合医療センター整備推進機構」理事長で両病院の院長も務め、新病院長就任が予定されている木下芳一氏に新病院の特色や公立病院のあり方について聞いた(2021年8月30日インタビュー、計2回連載の1回目)。――新病院の概要をお聞かせください。 新たに開院する兵庫県立はりま姫路総合医療センターは、県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院という姫路市内の2つの基幹病院を統合再編して作られる兵庫県西半分で最大規模の医療センターです。 地上12階の病院棟とその隣に教育研修棟が建築中で、736床の病床と16室の手術室を持ちます。場所は交通の要所、JR姫路駅から東に800メートルに位置し、駅から雨にぬれずに病院に入ることができます。アクセスは現在の2つの病院よりははるかに良くなります。総工費は...