医療用抗原検査キット、薬局での販売可能に【事務連絡】

　厚生労働省は9月27日、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に対する医療用抗原検査キットの販売を、薬局で可能とする事務連絡を自治体に発出した。薬機法の承認を得ているキットに限り、薬剤師による指導が必要。現時点では15キットが販売可能。陽性の場合は医療機関を受診する。現在インターネット等で販売されている「研究用」と呼ばれる未承認のキットではなく、承認済みのキットを一般人が購入できるようになることで、感染者の早期発見につなげる狙いだ）。 　購入は使用しようとする者、もしくは同居の家族等が対象。検体を自分で採取できる場合のみ使用が可能となる。既に体調不良等の症状がある場合は医療機関に受診することを原則とし、抗原検査キットは買い置きや家庭内等による使用を想定している。 　薬局側は、「薬局で抗原簡易キットを購入する方へ」とする事務連絡に添付の資料を活用しながら、薬剤師が検査方法や検査後の対応、受診方法について説明して購入者に確認の署名を求めるほか、販売数量や日時、指導確認の署名を保存する必要がある。...