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都内のICU、第5波で3割超が新型コロナ患者に

レポート 2021年9月28日 (火)  小川洋輔(m3.com編集部)

 厚生労働省は9月27日の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(座長:脇田隆字・感染研所長)で、ICUの患者に占める新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とその他の疾患の割合を報告した。首都圏では7月前半まで1割程度で推移していたCOVID-19患者の割合が、第5波のピークを迎えた8月後半には3割を超えた。沖縄県ではCOVID-19患者が2~3割を占める状況が続くなど、各地でCOVID-19感染拡大が一般医療を逼迫させている実態が浮き彫りとなった(資料は厚労省のホームページ)。 厚労省は医療機関等情報支援システム(G-MIS)に入力されたデータを基に、東京、埼玉、千葉、神奈川、京都、大阪、兵庫、沖縄の8都府県の状況を分析。ICUを持つ病院の入力率は83~94%だった。6月以降の毎週水曜のICU全患者数に占めるCOVID-19以外の患者の割合、ICU全病床数におけるCOVID-19以外の患者の割合をそれぞれ公表した。  アドバイザリーボードの資料  首都圏の1都3県でのICU全患者数に占めるCOVID-19の患者の割合は、感染が比較的落ち着いていた7月前...