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DP号対応、一目見て「一切を任せよう」-COVID-19座談会(神奈川編)◆Vol.2

スペシャル企画 2021年10月6日 (水)  聞き手・まとめ:岩崎雅子(m3.com編集部)、橋本佳子(m3.com編集長)

【出席者】・神奈川県医療危機対策統括官、藤沢市民病院副院長:阿南英明氏 ・神奈川県立足柄上病院病院長:牧田浩行氏 ・厚生労働省医政局経済課医療機器政策室長:堀岡伸彦氏 司会:橋本佳子(m3.com編集部) ──ダイヤモンド・プリンセス(DP)号の経過について詳しく伺っていきます。第一報を聞いたのはいつでしたか。 堀岡:私が一番早いでしょうね。1月29日に中国・武漢市から在留邦人がチャーター便(第1便)で帰国することになり、(厚労省)医政局も「今までの仕事は全部放り出して良いから武漢をやれ」とフル動員になっていました。DP号に関して火が付き始めたのは、沖縄で下船した方の陽性が判明してからです。約3700人の乗員乗客がいるのは把握していましたが、当初は船内の状況が分かりませんでした。2月3日に横浜港に到着、初日のPCR検査の結果が2月4日に判明し、10人陽性だった。 阿南:私は神奈川県のDMATの連絡協議会会長なので、県庁から2月4日に相談の電話が来ました。その日は防衛医科大...