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コロナ用「幽霊病床」なくし、拡大時の使用率8割以上に

レポート 2021年10月15日 (金)  小川洋輔(m3.com編集部)

政府は10月15日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、第5波の2倍程度の感染力を想定した今後の対策の骨格を取りまとめた。即応病床として申告されながらも、新型コロナ患者に使われない病床を「いわゆる幽霊病床」と問題視し、感染拡大時には新型コロナ病床の使用率が少なくとも8割となるようにすると明記した。国立病院機構や地域医療機能推進機構(JCHO)など公立公的病院に対して専用病床化を求める。さらに想定以上の感染拡大が起こった場合には、国の権限を発動し、一般医療を制限して緊急的な病床確保を求める構えだ。具体的な全体像は11月上旬にも取りまとめる(資料は首相官邸のホームページhttps://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/sidai_r031015.pdf)。...