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決め手は医療機関の「追加情報提供書」- COVID-19座談会(兵庫編)◆Vol.5

スペシャル企画 2021年11月15日 (月)  司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――県医師会では第4波を踏まえ、どんな見直しを行ったのでしょうか。 足立:兵庫県医師会では、地区医師会と保健所を対象に、この7月末から8月のお盆の時期にかけて、アンケート調査を実施しました。▽PCR検査等の検査体制の評価と課題、▽コロナ感染者発生届と保健所等との情報共有の課題、▽患者対応(入院、宿泊療養、自宅待機、在宅療養、往診)の評価と課題、▽患者の事後フォローアップ――について、「うまく行った」「十分とは言えない」「全く不十分」の3段階で、評価をお聞きする内容です。  どの項目も「十分とは言えない」との回答が最も多かったのですが、保健所の負担軽減、さらには抗体カクテル療法を早期に開始するためにも、医療機関と保健所との情報共有の在り方を強化することが先決と考え、保健所への発生届の記載徹底を促すとともに、8月23日から「新型コロナウイルス感染症届出患者追加情報提供書」の利用を提起し、9月にも改訂してきました。...