大学本院人気の二極化進む、マッチ率100%は14大学
レポート
2021年10月28日 (木)
岩崎雅子、佐藤夕(m3.com編集部)
2022年4月からの初期臨床研修先を決める2021年度医師臨床研修マッチングの最終結果が10月28日に発表され、m3.com編集部が大学病院本院ごとに集計したところ、募集定員に対するマッチ者数の割合(マッチ率)が100%となったのは81大学中、14大学だった。2020年度は11大学、2019年度は10大学と比べると微増。大学病院本院で研修する医師は合計2695人と2020年度の2796人から101人減少、12年連続で減少し、過去最低を更新した。マッチ者全体(8958人)に占める割合は30.1%(前年比1.4ポイント減)となった。
分析対象は、防衛医科大学校を除く81大学の本院。マッチ率が90%台は15大学(2020年度18大学)、80%台は10大学(同5大学)、70%台は7大学(同8大学)、60%台は5大学(同9大学)、50%台は5大学(同11大学)、50%未満は25大学(同18大学)。100%の大学が3大学増える一方で、50%台以下の大学も7大学増と、2極化が進んでいる。...
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