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ポリファーマシー対策、実施地域の医師8~9割「意識」

レポート 2021年11月5日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

地道なポリファーマシー対策は、地域で診療を担う医師の意識を高める――。11月4日、厚生労働省の高齢者医療適正使用検討会(座長:印南一路・慶応義塾大学総合政策学部教授)で、三豊総合病院(香川県観音寺市が報告したポリファーマシー対策に関するモデル事業の中間報告から浮き彫りになった事実と言えそうだ。同地域の医師会への周知も含めた意図で実施したアンケート(51施設の医師53人が回答、回答率60%)の結果で、91%が普段から診療中にポリファーマシー対策を意識していると分かった。「多少意識する」が55%と最も多く、次いで「非常に意識する」が36%、「あまり意識しない」は5%、「全く意識しない」は4%だった。一方、同検討会がまとめた「高齢者の医薬品適正使用の指針 総論編」など、ポリファーマシー対策をめぐる国の対応などについては、43%の医師が対策を認知していなかった(資料は厚労省ホームページ)。...