病院長同士の情報・危機感の共有が大前提 - 上野道雄・福岡県新型コロナウイルス感染症調整本部長に聞く◆Vol.2
スペシャル企画
2021年11月11日 (木)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
――福岡県は、県、県医師会、病院が良好な関係を築いているのが特徴かと思います。
新型コロナウイルス感染症対応で、3者が協力する出発点になったのが、2020年3月1日に県の主催で開催した「新型コロナウイルス感染症関係病院長会議」です。福岡県下の4つの医学部・医科大学病院をはじめ、感染症指定医療機関など20施設以上が集まりました。結局、行政がいくら対策を立てても、現場の責任者がその気にならないと、物事を動かすことができません。現場責任者、つまり病院長が一堂に会して、情報と危機感の2つを共有することが大事だと考えました。...
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