「非医療者による自己検査は不適切」キット薬局販売に警鐘、日医総研

検査結果の解釈には一般国民のリテラシーを超えた複雑性がある――。日本医師会総合政策研究機構の森井大一・主任研究員が11月●日、新型コロナウイルスの抗原定性検査の薬局販売などに強く警鐘を鳴らすレポートを公表した。対象者が曖昧な上、薬剤師が対象を決め購入を認めることは実質的な医行為と言え、医師法17条違反の疑いを指摘する。無症状者の使用が頻発する恐れがあり、非医療者による検査実施や結果解釈は不適切だとも言及。多くの医師が検査に関わることで、検査の利便性と専門性を両立するよう訴えている。...