病床逼迫予測ツールで感染レベル判断、分科会
レポート
2021年11月8日 (月)
小川洋輔(m3.com編集部)
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会(会長:尾身茂・地域医療機能推進機構理事長)は11月8日、ワクチン接種などを踏まえた新たな感染状況の分類を取りまとめた。これまでは新規感染者数などでステージI~IVに分類していたが、今後は、既存の指標に加えて病床逼迫の予測ツールも活用し、レベル0~4の5段階で必要な対策を検討する。3週間後の入院患者数が確保病床数を上回る場合にはレベル3とし、緊急事態宣言などの強い対策を検討するよう求めた。尾身会長は「数週間後の医療逼迫を継続的に評価、予測し、先手を打って必要な対策を講じることが重要だ」と予測ツールの活用を呼びかけた。...
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