全国初の県を越えたECMO広域体制‐星野耕大・福岡大学病院ECMOセンター副センター長に聞く◆Vol.1
インタビュー 2021年11月14日 (日) 松瀬理恵（m3.com契約ライター）
2020年7月に「ECMO（体外式膜型工肺）センター」を設立し、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の重症患者に有効なECMO治療と人材育成に力を入れてきた福岡大学病院（『今夏ECMOセンター開設、九州最多の重症患者受け入れ‐星野 耕大・福岡大学病院ECMOセンター副センター長に聞く◆Vol.1』を参照）。2020年12月には、九州7県と沖縄県、山口県の間で、医療機関が県境を越えてECMOを広域利用できるよう行政が支援する協定を結び、機器使用のサポートや指導を福岡大学病院ECMOセンターのメンバーが中心となって行っている。今回、協定締結までの経緯や目的について、副センター長の星野耕大氏に話を聞いた（2021年10月26日インタビュー。計2回連載の1回目）。...