1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. オンライン初診の指針、方向性をおおむね了承

オンライン初診の指針、方向性をおおむね了承

レポート 2021年11月11日 (木)  岩崎雅子(m3.com編集部)

厚生労働省は11月10日、第18回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会(座長:山本隆一・医療情報システム開発センター理事長)を開き、初診からのオンライン診療に関して、初診に必要な医学的情報は医師が判断するなどとする厚労省案をおおむね了承した。次回の検討会で、今回の議論を踏まえて細部を詰めた指針案が示される見通し。  今後の議論の方向性について、(1)初診に必要な医学的情報、(2)診療前相談について、(3)症状について、(4)処方について、(5)対面診療の実施体制について──の5点に分類。  初診に必要な医学的情報は、「一律の基準を定めることは困難」なことから、「患者が保有する医学的情報を医師に提供し、患者の症状と合わせて当該医師が可能と判断した場合に、オンライン診療を実施できる」とした。事前に患者が保有する医学情報を得られない、もしくは既存の医学情報だけで実施の可否が判断できない場合は、「オンラインでのやりとり」(診療前相談)を実施し、オンライン診療が可能かどうかを判断する。...