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レセプト・G-MISデータ「見える化」で新型コロナ対応促す、政府対策全体像

レポート 2021年11月12日 (金)  小川洋輔(m3.com編集部)、橋本佳子(m3.com編集長)

政府は11月12日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、今後の感染拡大に備える取り組みの全体像を取りまとめた。第5波のピーク時と比べて3割多い3万7000人が入院できる体制を11月末までに構築することを掲げ、病床確保料は病床使用率を勘案した形に見直す。G-MISへの入力を補助金の執行要件とすることで、12月から医療機関ごとの病床使用率を毎月公表する。自宅・宿泊療養者への対応に関しても、レセプトのデータを地域ごとに公表し、積極的な対応を促す。岸田文雄首相は「これらの取り組みによって、感染拡大が生じても、国民の命と健康を損なう事態を回避することが可能となり、感染リスクを引き下げながら経済社会活動を継続できるようになる」と述べた(資料は首相官邸のホームページ)。...