HPVワクチンのキャッチアップ接種、最速で来年度から
レポート
2021年11月16日 (火)
大西裕康(m3.com編集部)
厚生労働省が、HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した人への対応(キャッチアップ接種)について検討を開始した。11月15日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(分科会長:脇田隆字・国立感染症研究所所長)に、キャッチアップ接種を実施する場合は関連法の施行規則の改正が必要になるため、手続きなどを踏まえた現実的な開始時期として最速で2022年度との見通しを提示。その上で、議論のたたき台として、対象者は最大で1997年度生まれで2021年度には24歳になる人から2005年度生まれで同年度に17歳になる「9学年」を範囲とする案を示した。キャッチアップ期間については、委員から「3年程度が妥当」との意見が出て、賛意を集める場面があった。...
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